日付 2010年05月07日 
タイトル バリバリバリ 
内容 デンパサール国際空港は、海に飛び出している空港で、着陸時は「海に落ちるの!?」と、心配になるくらい海面すれすれを飛びながら、アスファルトの上に降り立った。

飛行機を降りるときには、リーゼントスチュワーデス達が手を合わせ、「トリマカシ―」と、見送ってくれた。「サマサマ―!」

暑い!!とにかく暑い!!ハワイやフィジーのような暑さではなかった。エジプトだって、夜は涼しかった。そうだ、ここは赤道直下の国なのだ!!暑いだけなんだ!!

入国審査を終え、歩いていると、頼んでもいないのにポーターが寄ってきた。こいつが噂の詐欺師ポーターだと確信し、私の荷物を運ぼうとしたので「ノ―サンキュー!!」と、大声系低めの声で言うと、ビビったのか、スッとどこかへ行ってしまった。
出口では眠たげな眼をした、JTBの職員が待っていた。

バスではなく、私達だけ専用車でホテルまで送ると言われ、車に乗り込んだ。
途中、ビールやジュース、水などを買いたくて、ヌサ・ドゥアの店に寄ってもらった。最初の買い物で、大目にお金を出したら、店のお兄さんが「ノ―ノ―」と、1枚だけ受け取った。10万ルピアなので、1000円でたくさん買えてしまった。本当に安い。詐欺師ポーターが居たり、正直な青年店員が居たり、ここは一体どんな国なんだ??

ガイドのスマティさんは、「明日は何する?」「あさってはどうする?」の、「オプショナルツアー行け行けガイド」だったのだけれど、昔から貧乏旅行ばかりでガイドなど頼んだ事のない私は、「ノ―サンキュー」を繰り返していた。

ホテルに到着すると、ニッコーバリは、ニッコーグアムよりも華やかで、洗練されている、明るくゴージャスなイメージだった。
「明日はどーする?」「ホテルでプールに入ってのんびりしたい」とスマティに告げると、「あさっては?」と、また聞き返してきた。「ゾウに乗ってからウブドゥも見に行く?」それは、ちょうどいいと、話に乗ってしまった。ゾウには乗ろうと思っていたし、ここバリは、交通の便が非常に悪く、タクシーを頼むか、ガイド付きのチャーターを利用するしかなかった。合計で3万円くらいだったけれど、まあ、1つくらいお願いしてみるかと、いう事になった。

ポーターに荷物を渡し、スマティと別れ部屋に案内された。
クリフタワーという、15階建のここで一番良い部屋は、コネクティングルームが無いという、説明を日本で聞いていたので、普通にオーシャンビューと思っていたら、なんだかクリフタワーの方に向かっていくではないか?
804と805のカードキーを渡され、部屋に入ってみると、ちゃんとコネクティングルームになっていた。しかも、目の前にはプールがあり、その奥は暗いけれどインド洋が広がっているのが分かった。ラッキー!!ラッキー!!バリの神様も微笑んでくれたのか?

この日は、朝から食べ続けていたような、飲み続けていたような、でも腹が減っているような、解らなかったけれど、小腹がすいているようだったので、レストランでサンドイッチを作ってもらうと、日本のコンビニサイズで600円もとられた。
東京のホテルにすれば安い?かもしれないけれど、ここはインドネシアなのである。too expensive!!
しかし、ホテルはニッコー、日本のホテルなのである。高いのか、安いのか、どうジャッジメントして良いのか解らなかったけれど、美味しいから、どちらとも言えなかった。

しかし、ビンタンビールは安い。大びんが約200円。ハイネケンのような味だった。苦くはないけれど、水代わりに飲んでいた。ここでは、現地の方々も水道水は飲めないのである。

シャワーを浴びて、久しぶりの外国テレビを見ながらビールを飲み、夜を過ごしていると、次第に眠くなった。

明日から仕事半分だけど、南の島の休日が始まる。

つづく 

   


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