日付 2010年07月03日 
タイトル 千沼ヶ原 
内容 6月26日土曜日は、岩手県雫石にある、烏帽子岳の手前、千沼ヶ原(「せんしょうがはら」と読みます。)へ行ってきました。

仙台に朝6時集合。東北道を北上し、雫石町へ。気温が32度まで上がるという予報で内心、「気温の高い日は高い山に限る」と、思いながら向かったのですが、標高は1300mくらいの場所なので悪い予感は的中でした。

まず、あまり風の吹かない樹林帯を進み、まるでサウナの中を登山しているような状態になりました。久しぶりで、自分が塩を吹いていることに気づき、かなり塩分が抜けてしまったものだから、次第にバテてきました。

岩手山が後ろに見え始め、やっと稜線に出たのに、全然涼しくは無く、風があまり吹かないものだから、太陽にジリジリと焼かれ、左側が切り立った尾根を歩き、しばらくすると緑の草原に数々の池塘が見えてきました。

暫く振りで見た風景のような気がしていたのだけれど、吾妻連峰の西吾妻〜東大巓の弥兵衛平あたりの風景とそっくりでした。

あちらは標高1900m。北へ北上し、千沼ヶ原が標高1300mくらい。緯度の差があるので、1年を通して同じような環境なのでしょうか。よくまあ、似たような景色ができるものです。

昼食をとり、写真を撮り、下山を始めたのですが、長い長い。すぐに景色が悪くなるので、下ばかり向いて歩いていたような気がします。

今回、山では初めてだったのですが、足がつりました。左足の外側から始まり、右足の外側、両足のフトモモの内側へと移っていき、浩哉さんから芍薬甘草湯をもらい、飲んだら30分くらいで治りましたけれど、年なのか、運動不足なのか、暑さのせいなのか・・・自分の中では「暑さのせい。塩分が一気に抜けたせい」ということにしてあります。
 しかし、恐るべし「芍薬甘草湯」。1包10円くらいと言っていましたので、私も常備したいと思います。

しかし、戻ってから、足が筋肉痛のまま3日ほど治りませんでした。
縦走で3日、4日歩き続ければそれなりに歩けるのだろうけど、一度休むとダメですね。

景色だけは本当に素晴らしい山でした。

しかし今、心は次なる山、日本3大難所の一つ、「谷川岳」へ向かっています。


※写真の一番最後にあるのは「ツタウルシ」です。
よく、ブナの木にツタをはっています。
見かけるたびに浩哉さんから教えられているので、私は覚えてしまいましたが、触ると大変な事になるそうです。
どこの山にもありますので、ブナの木にツタを這う草を見つけたら、写真を参考に気をつけてください。 

 


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