日付 2010年08月05日 
タイトル 谷川岳2010 Part3 
内容 朝起きると、快晴だった。蒸し暑く、寝苦しいのちょっと手前くらいの夜とは思えないくらい、カラッとしていた。
二日酔いのレベル4(10段階)くらいの状態で、朝食を済ませ、準備を整えてバスに乗り込む。6:30出発。
ロープウエイが7時始発なので、乗り場で少し待つ事になった。

それにしても天気がいい。良すぎて暑そうだった。
ロープウエイの下り場(上がった先)が21度だったので、朝の7時前だというのに、やはり登山には気温が高すぎる。

夏山こそ、高い山を選ぶべきだと私は思っているのだけど、2000mを超えてくるとグッと涼しくなってくる。3000mまで上がれば、朝夕は寒くてフリースやジャンバーを着込まないと居られなくなるし、日中は上り下りしている限り、いつもの半袖短パンがちょうど良い。

ロープウエイに乗り込むと、途中からものすごい斜面を登って行き、この辺りにも登山道があるらしいのだけど、つくづく行かなくて良かったと思った。スタートからこんな急斜面を歩いたら、ものすごい暑さだと思う。(しかし、自分も軟弱になったのか、根性が無くなったのか、情熱の炎が弱火になったのか・・・いままでこんな事は考えたことが無かった)

ロープウエイを下り、7:30より登山開始。谷川岳トマの耳〜オキの耳(主峰)〜時間が許せば一ノ倉岳までをピストンしようという行程。

最初は緩やかな、林の中を登り始めた。斜めの木道が歩きづらいし、木道が終わり次の木道に入る時、とても高い位置にあるので、それも「よいしょ」と、歩きづらかった。
しばらく行くと小屋が見えてきた。ここを出発した頃から、蒲原さん(かんちゃん)、遊佐さん、毛利優ちゃん、らが先頭に立った。
自分が先頭を行っていたのだけど、須藤・浩哉いつもの二日酔いコンビはどうでも良くなってきて、「休み休みゆっくりいくべー」が、合言葉であり、励まし合いの言葉となっていった。

アッという間にに森林限界を過ぎ、太陽がジリジリとしてきた。登山道も次第に急になってきて、喉は渇くし、汗は止まらないし、足は前に出ないしと、ダメダメコンビはすぐに休憩をとり、休めばいつまでも出発しないという繰り返しだった。(そーゆー意味では非常に息が合っていた)

それでも頂上はグングン近付いてきて、「天神ザンゲ岩」なる場所に到着すると、なんだか大きなダブルベッドか、大きなソファーのような岩が、形は両手をお椀の様にしたような状態というか、大きな貝殻の様な感じで私達を待っており、どちらからともなく「大休止」の言葉が出てきて、二人で寝転がって休んだ。
当然、眠ってしまい、20分くらい過ぎた頃だろうか、佐々木夫妻が到着していて、奥さまに笑われてしまった。
だって、気温、日差し、疲れ具合、絶妙のタイミングにベッドがあれば、寝ない方がおかしいと思うので、みんなの方がおかしいから、これでいいのだ。d(^^)b

登る途中には遠くに至仏山、燧ケ岳、近くに武尊山(ほたかさん)、その奥に皇海山(すかいさん)、男体山、日光白根山が見え隠れしていた。武尊、皇海、男体山は登ったことが無いのだけど、見るからに男体山は大変そうだった。(南会津の山々を上っていると、案外近くに見えるお馴染みの山だけど、なだらかそうな斜面をどの角度からも見たことが無い)

 去年の八ヶ岳の小屋まで激走して登った二人組とは思えないような、トボトボヨタヨタゆっくり歩く2人は、それでも1歩1歩進み、頂上直下「肩の小屋」まで到着。
そこからさらに登り、「トマの耳」1963mに到着。なんと、3時間以上もかかってしまった。

相変わらず頂上は混んでいて、順番を待って佐々木さんに写真を撮ってもらい、少し下りてその先の「オキの耳」を目指した。稜線を歩き、右側はさすがに切り立っていて、スリリングだけど、登山道の幅が結構あるので全く問題ない。
「オキの耳」に上る手前で遠くから私を呼ぶ若い女性の声が聞こえ、こんな所にまでファンが追いかけてきたのか、それとも意識が遠のき、先に岩場で遭難した女性達の叫び声がコダマしているのか、などと思っていたら、前方の岩場で手を振って私の名前を呼ぶ若い女性二人がおり、「よくもこんな山の中にまでファンが追いかけてくるものだなー」と思っていたら、毛利優子ちゃんと、遊佐さんだった。(それは手を振る訳で・・・)

かんちゃん、TONTONママ、優子ちゃん、遊佐さんとすれ違いで聞いてみると、「時間が無く、一ノ倉岳までは全員行けなかった。富士浅間神社奥の院でお参りをして戻ってきた」
という事で、昼寝したり、休んでばかりいた私達ダメダメコンビと、たいして変わらないじゃないかと思い、そんなに急いでもそれほど変りはないものだと、自分達を慰めながら、「オキの耳」頂上へと、ちゃんとたどり着くのでありました。

こちらも混んでいて、少しガスがかかったり、晴れたりの繰り返しで、とりあえず写真を撮り、来た道をまたトボトボと戻る、従走とは違い帰り道が少しさみしい、あっという間に終わってしまう100名山だったのです。

一番最後の写真は、トマの耳頂上ですが、ゴミが埋められていた。ビニール製のものや、空き缶などがあり、最近では長蔵小屋以外でも燧ケ岳頂上でも見つかっているようだから、谷川岳頂上に埋められていてもおかしくはない。

これをみた群馬県関係者の方、よろしければ調査されたし。なんなら、場所は案内します。



大阪へ行く前に書き終わろうとしたけれど、もう準備をするので次回へ続く

行って参ります。 



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