日付 2009年06月17日 
タイトル ケンカ山御神楽 
内容 本名御神楽岳頂上から新潟県側の御神楽岳までピストンで往復する予定だったけれど、雨とガスのせいで視界が全くきかず、面白くもなんとも無いので、ものすごい勢いでおにぎり2個とゆで卵を食べ、(朝5時に朝食だったから、とっくに5時間経っていた)下山する事となった。
 なんだか登る人が増えてきたので、なかなか降りられない。登り優先なので通過待ちの時間がすごくかかる。細い稜線の道だから、すれ違いも大変であった。
 途中、光山さんと会い、頂上まで少しだったので、こっちは先に行っているということだったのだけれど、渋滞ですぐに追いつかれてしまった。
 熊打場の上、鎖場の終点にたどり着く。ここも一人しかと通れないし、視界が全く利かないから下りようが無い。どんどん上がってくる。
 先に隊長岸田さんが下り始め、鎖場スタート地点で待つ人々に話し、15人下ろすから待っていてくれと、交渉成立。
 一人ずつ折り始めたけれど、鎖をつないであるところへ進むまでは次の人が行けないので、結構時間がかかった。
 私は最後のほうだったけれど、後ろからも人がどんどん来てしまい、15人ではすまなくなっていた。下の方から「いつまで下りてんだ!!」「登り優先だー!!」「早くしろー!!」と、私が下りる頃にはみんなが怒鳴り始め、私の後に続いた小林さんは「こっちだって50人も待ってんのよ!!」と怒鳴り返したら、「それでは仕方がない」と、おじさんたちはタジタジであった。恐るべし!!栗駒の主ファイター小林!!
 仲間全員が下りたけど、全く下りる人の列が途切れない。下で待つ人たちはさらに大声で怒鳴っている。思わず、「御神楽岳はケンカの山だなー。もう2度と来なくていいなー」とつぶやいたら、みんなが「うんうん」とうなずいていた。福島県人としては、とても残念だけど、せめて鎖場だけは行きルートと帰りルートを作らないとケンカは絶えないと思う。毎年山開きに200〜300人来るようだけど、半分の人々はうんざりして帰るのではないだろうか・・・ 

つづく 

   
         


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