日付 2007年02月28日 
タイトル 飯豊山7 2005年10月19日  
内容  痛みがひいてきたので、気を取り直して出発した。何と言っても、天気が良いのだ。気分は最高なのであーる。(でも、やはり常に気になっているのでもあーる。)
 前回来た時には無かったのに、出発してすぐに、雪渓が待っていた。約100mくらいを歩く。やはり、今年は雪が多かったのだなー。雪渓の上や近くを歩くととても涼しいので、こういう日陰の無い暑い山には最高なのです。天然のクーラーね。
 しばらく登ると、今度は草のトンネルが顔を出す。これも100mくらいかな。中はまだひんやりとしていて、とても涼しい。切合小屋の前後にこのトンネルがあるのだけど、まるで誰かが盆栽みたいに作っているように見事なのである。こういうのを見ると、自然の力の偉大さと、不思議さと、冗談っぽいところを感じずにはいられないのである。
 左手に大日岳を見ながらぐんぐんと高度を稼いでいく。ピークの頂上へくると、とても大きなリンドウの株が待っていた。こんな立派なリンドウははじめて見たので、思わず写真に収めてしまった。あまり、山では珍しくもない花なのだけど。でも、リンドウの青い色はいつ見てもいいなー。
 北峰のピークから一度下り、御秘所に取り付く。ちょっとした岩場が、楽しませてくれる。岩場は両手両足で登るので、逆に楽なのです。ところがやはり、高所恐怖症の登山家毛利氏はとても顔がこわばっている。かなり必死の様子。案の定、御秘所を過ぎたら、「足が震えてー」と、恐怖を隠せない様子。
 ここからは、ぐんぐんと高度を稼いで、一気に本山小屋を目指すのです。早朝だというのに、日差しが強くて、だんだん腕が痛くなってきた。このままでは、完全にやけどをしてしまうのだけど、男はそんなことは気にもせず、ただひたすら飯豊神社を目指すのだ!などと、「別にあんたにそんなきばって来てもらわなくてもいいよー」と、飯豊の神様に言われそうなくらいのカラ気合でヨタヨタと、登っていくのであった。
 一王子までくると、急になだらかになり、岩だらけだが優しい山相になってきた。下に水場の矢印を見つけたので、毛利さんと下ってみた。 チョロチョロと沸いている水場と、もう少しジョロジョロといった感じの2つの水場があり、両方試してみる。
「うんまい!うんまい!」と、ついつい1Lくらい飲んでしまった。両腕にもかけて冷やしてみた。タオルも濡らして、頭からかぶって歩く。これだけでもかなり涼しい。
 水場から一王子までもどり、平沢さんと合流。冷たい水を汲んできてあげたので、渡すとおいしそうに飲んでいた。
 本山小屋に到着して大休止。相変わらず、ここのトイレは立派なのでした。あの、回っているのは風力発電なのかなー?知っている方はぜひご一報を。
 神社の中へ入ると、宮司さんがいて、少し話をした。聞けば喜多方から通っているということだった。「私も、若松市役所の脇に駐車場を経営しています。」と話すと、「それはそれは」と、話がだんだん弾んできた。とても良い方なのである。でも、飯豊には居るけれど、飯豊を全部歩いたことがないという。少し不思議な感じがしたけれど、神社を守るというお立場を考えると納得。「登山で来ている人がうらやましいよ」と言っていた。「何にご利益があるの?」と、聞けば、「金運がある」という。ご本人は実証済みだとおっしゃる。その理由を聞きたいあなたは、直接行って聞いてくださいな。きっとご利益がありますよ。(^^) 縁起のよさそうな携帯電話のストラップと、キーホルダー、お札を買い、お賽銭はご縁が100回ありますようにと、500円を入れて拝んだ。宮司さんに、「私の会社2つあるのですが、名刺を置いていったらどこかに置いていただけますか?」と言うと、「いやー、どうぞどうぞ!」と、神棚に上げて、お祈りまでしてくれた。とても優しい宮司さんなのであった。感激(TT)
 ・・・前略 宮司様・・・ あれから毎週会津へ行くたび飯豊山の方へ手を合わせております。・・・
(^^)
 宮司さんにも別れを告げて、いよいよ飯豊本山へ向かうのであった。このあたりから、福島県の左上のヒョロッとしたところの先っちょへ入っていくのであった。

またまたつづく  



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