日付 2010年05月06日 
タイトル 伊勢へ 
内容 連休を利用し、三重県伊勢市へ行って参りました。

仕事の用件もあったのですが、伊勢神宮参拝もして参りました。

福島を朝6時に車で出発。東北道→磐越道→北陸道→東海北陸道→名神→名古屋道→東名阪道→伊勢自動車道と、片道で800キロを超え、約10時間かけて、夕方4時頃に到着したのです。

途中、東海北陸自動車道福光IC〜五箇山ICで30分以上渋滞。有名な四日市で30分渋滞。2時頃には着くと思っていたのですが、やはり連休であり、道路の混雑と渋滞を考えればこんなもの。まあまあのタイムでしょうか。

 伊勢神宮は、下宮→内宮の順で回ったのですが、最近のパワースポットブームのせいか、参拝客の年齢層が一気に若くなったようでした。しかも、夕方なのに、とても混雑していたのです。

 外宮のパワースポット(パワーストーンが外宮前にあります)で、石の上で手を1回廻し胸に当て、2回廻し胸に当て、3回廻したら頭に当てて拝むとパワーが頂けるという事で、やってまいりました。(効果があったのかどうかは現在まだ謎のまま)

橋を渡り内宮に入り、五十鈴川で手を清め、玉砂利の道を進んでいきます。 

内宮にもパワーストーンがあったらしく、こちらはみんなが石に向かって手を出していたので(まるでストーブにあたっているようだった)一応、真似をしてきました。(今まで、パワーストーンがあるとは、聞いた事がありませんでしたが、前からあったのでしょうか?こちらの効能は全くの謎)

 内宮では、社に夕日が当たり、ものすごく輝いているところが手前から見え、参道を進みお参りをしてきたのですが、めちゃめちゃ混んでいて、いつもと違うのでおかしいと思ったら、一人一人順番に並んで拝んでいたみたい。
途中で宮司さんが交通整理をして、横に10人以上並び、いつものお参りスタイルに指導してくれたおかげで、一度に拝む事が出来、無事参拝を終えたのです。

薄暗くなった夕方6時を過ぎ頃に内宮を後にし、すぐ横のおはらいまち通りに入ると、土産物店が次々に閉め始めたのだけど、いつもの清酒「おかげさま」を作っている伊勢萬は営業しており、「おかげさま」を今年も購入する事が出来、(神棚のお神酒に使っています)向かいの「うな久」もラストオーダー19:30という事で営業しており、鰻のひつまぶしを頂く事ができたのです。

うな久さんは、「昔から人々は伊勢参りの後、こんな所で食事をしていたのだろう」という感じの、中が薄明るい、懐かしい雰人気の店です。
こちらのひつまぶしは、本当においしかった。通されてから、30分以上待つのですが、待つ甲斐があります。

伊勢萬では、「にごり梅酒」を作っており、こちらもとても美味しかったです。(もちろん、帰ってから飲みました)

伊勢自動車道を戻り、予約をした亀山市(有名なアクオスの亀山モデルの工場があるあの亀山です)のホテルに着いたのは夜9時でした。到着する頃には約900キロを走っており、私の今までの1日での走行距離では最高記録樹立となりました。

翌日は、朝から四日市がいつもの渋滞40キロと放送されていたので、亀山市での用件を終え、鈴鹿山脈の東側を北上し、関ヶ原を抜け、琵琶湖の東岸、北陸道の長浜ICより高速に入り、一路新潟県柏崎市を目指しました。

渋滞は無いけれど、とても混んでおり、(2月に走った時は車も少なくスイスイでした)右車線を80キロくらいでのろのろ走る車が多く、目的地到着が17時を示していたので、遅くとも16時には入りたかったものだから、少しアオリ気味に右車線を飛ばしていきました。

目標通り、16時に到着。宿は「岬館」というのですが、海の目の前に作られた宿で、今回で4度目になります。
海側の部屋からの眺めが素晴らしく、とても広い部屋が気に入っています。(和室約12畳+リビング約12畳+ツインのベッドルーム。トイレ、洗面が2台、お風呂、バーカウンターのようなものまであります。)
最上階はさすがに先約があったようですが、すぐ下の階10階でしたので充分。ご機嫌でした。

素晴らしい夕日の後の夕食を部屋で頂き(とにかく新鮮でおいしいのです。サザエ、刺身、カニ、焼き魚、煮魚など、気が遠くなるほどたくさん出てきます)、翌朝の朝食も部屋で頂き、海を見ながら温泉に入り、充電をしてから柏崎での仕事も終えて、帰路につきました。

帰りは5月4日。磐越道や東北道渋滞の情報が入っていたので、ナビゲーションをセットし、「別ルート」を探索すると、常磐道経由だと218キロあるのに、村上〜小国〜米沢経由だと207キロと表示され、「渋滞を考えれば絶対にこっち!!」と思い、のんびり帰ろうと車を走らせたのですが、久しぶりで116号〜7号のバイパスに入り、車は多いけれど、高速よりも順調な走りで、あっという間に新発田市へ到着。それから村上→小国へと早めに進む事が出来ました。

小国町を過ぎ、米沢方面へ向かい、トイレへ寄ろうと、右側に広い駐車場とトイレ、食堂があるのを見付け、初めて寄ってみました。(前からあるのは知っていたのですが、前後の道の駅へ寄る事が多く、初めてでした)

食堂には小さく「白い森」大きく「峠の茶屋」と書いてあり、「玉こんにゃくを下さい」と言うと、「さっき火を消してしまったからお金はいらない。食べて」と言われ、恐縮しながら頂くと、とても美味しく、あまりにも悪いので「何か持ち帰れる物はないか?」聞いてみると、「餅とから揚げ」と言われ、「では、きなこ餅とから揚げを2つ」頼んでみました。餅はたくさん入っていて、つきたてのように柔らかくて美味しく、から揚げは1つに4ケ入って350円だったのだ。
ところがかなり大きい、私の手のひらより少し小さいくらいのサイズの若鳥のから揚げが4ケ入っており、柔らかく、ジューシーで、ニンニクとショウガが効いており、いくらでも食べられそうなから揚げでした。ほんとうに美味しかった。伊達のから揚げを軽く抜いてしまった。

こーゆーお店というか、店の経営者に会えると、「お金って何だ!?」と思わされてしまいます。
「峠の茶屋」に出会え、とても幸せな気分にさせて頂きました。
業種は違ってもきっと商売の大先輩でしょう。あんなゆとりある心を持った経営者になりたいと思います。

今度は、ドライブがてら買いに行く楽しみが出来たし、瀬波温泉あたりに行く時には「若鳥から揚げ定食 650円」を食べてから行ってもいいかなー?(113号線沿いには、楽しみになるような食事処が今まで見つからなかった)などと、食べてすぐなのに、次はいつ食べる事が出来るのか!?そんな事ばかり考えながら、夜8時を過ぎた自宅で「無事到着祝い一人缶チューハイ」を飲みながら旅を振り返り、いつかまた会える若鳥のから揚げを海より深く思いながら眠りについたのでありました。155 



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