日付 2007年06月06日 
タイトル 尾瀬ヶ原3 
内容 仙台の毛利さんが去年泊まり、「とても良かったよ!」と、言っていた弥四郎小屋に着いたのは、午後2時半頃で、まだ混雑していなかった。やはり群馬県側と違い、尾瀬はひっそりとしているのが似合う山なのである。それに、観光客ご一行様の団体とは違い、それなりに山での経験を積んできたマナーの分かる山人が多いように思われた。1泊2食分の8400円を支払い、「隣の別館へどーぞ」と言われ案内されると、お願いしていた通り南側の部屋、しかも少し新しい別館の南側、廊下を挟んだ1号室と13号室に通された。鎌田さんをはじめみんな喜んでいて、「部屋の中で飲みながら尾瀬の絶景が楽しめる!」と、早速冷たいビールで乾杯をするのであった。毎度毎度の事ではあるのだが、本当に「ウマイ!!」のである。飯豊山のかいらぎ小屋の2缶一気飲みもウマカッタけれど、やはり思い出の味より今の味なのである。全員の背負ってきた酒やつまみが並べられると、軽く10人前はあるように見えた。
しばらくすると案内があり、風呂が沸いたと言うので全員で入った。(男女別)尾瀬は水が豊富なので、どの小屋へ行ってもお風呂に入れるのがうれしい。そういえば、今まで山の中で色々な風呂(水浴びを含む)に入ってきたが、剣岳御前の小屋はあまり大きくなかったし、シャワーのみの小屋があったり、八ヶ岳では赤岳上り口の小屋に巨大五右衛門風呂があり、伊東設計の伊東先生や、武藤ちゃんらと入ると、なにやら下から白い謎の物体が浮いてきたり(いまだに謎)飯豊山での連日の水浴びや、朝日連峰での水浴び(かなり見晴らしの良い所に水場があり、気をつけたのだが、後で「水浴びしてましたよねー」と、私の真白な御尻の目撃情報が本人にもたらされた)それから、独立前に、これからどうしようかと悩みながら、山ノ鼻→至仏山頂上→鳩待峠→富士見峠→皿伏山→尾瀬沼→長蔵小屋(キャンプ)の、桧枝岐の方々に言わせると、頭がおかしいと思われるような1日コースをたどった後に、長蔵小屋で「風呂は18:00で終了しましたー」と、軽くやり過ごされた後の缶ビール500×2本一気飲み→暗闇でのツメタ−イ湧き水での水浴びなど、いろいろ経験してきたけれど、やはり余裕のあるスケジュールで一番風呂にゆっくりと入れるのは素晴らしい事であるなと、至仏山を背にしみじみと考えるのでありました。
 しかし、弥四郎小屋の食事は、夜にハンバーグなどが出てきたり、ご飯のおかずがたくさんあり、北アルプス以上に素晴らしいのであります。 (続く)
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