日付 2010年11月19日 
タイトル バリバリバリバリバリバリバリ 
内容 そんなこんなだったけれど、ウブドは素晴らしかった。
あまり時間が無く、少しの滞在だったけれど、中心地に「パサール・ウブド」というバザールがあり、土産物から食料、衣類、装飾品、あまり目にした事の無いものがたくさん売っていた。

とりあえず、お土産用のガムランボールを探していたのだけれど、感じの良いお姉さんの店があり、「ガムランボールはいくら?」と聞くと、1個800円くらいの値段を言っており、「ガムランボール100個欲しい。ディスカウント」というと、一気に1個200円を切るところまで落ちてきた。この国の本当の物価が良く解らない。多分、理解するには1〜2年住んでみる必要があるんじゃあないか?

そして、ガムランボール100個はその店の在庫ほとんどを買い占める事になった。感じの良いお姉さんは大喜びで、笑顔で送ってくれた。

道を挟んだ反対側にeuropeという店があり、しゃれた感じがしたので入ってみると、偽物専門店だった。
偽のブランドボストンバッグが、5000円くらいで売られていた。意外とデザインが良いので、「5000円なら・・・」と、頭の中で考えたけれど、それにしても、見てすぐに偽物と解る品物だったし、日本で使うのも恥ずかしいと思い、やめた。

約束の待ち合わせ時間になったので、眠たげな目のスマティとの待ち合わせ場所へ。
アジアンな雰陰気を味わって浸りながら到着するとなぜか、帽子に「おいしいごはん」と書いてあるおじさんを発見。バリ島になぜその帽子を選んだのか聞いてみたいと思うと笑ってしまったのだけど、ひたっている気持ちも20%くらいダウンしてしまった。

選挙を控えているという事で、赤い旗が目立った。デビ夫人の元旦那様、スカルノ元大統領の第1夫人の娘さんが率いる政党の旗だという。残念ながら、現在与党では無いとの事。

何度も夕食を勧められた海辺のレストランへ向かう。
ングラ・ライ国際空港のすぐ近く、ジンバランビーチにあるそのレストランは、インド洋と飛行機の離着陸を眺めながら、ビーチに並べられたテーブルで食事ができる。その、海側の最前列の良い席のようだったけれど、テーブルも椅子もプラスチックの安物のようだった。
それでも、最前列だったから、一番良い席をリザーブしてくれたのだろうと、スマティにはちょっと感謝した。(マージンは貰うんだろうけどね。そんなものです。)でも、少しだけ残念な事に、テーブルナンバーは「9」番だった。レストランのボーイは「Luckey Number!!」と、言っていた。ホントかっ!?まあ、所変われば品変わる。習慣や風習も変わるので、それを信じて気分よく食事をする事にした。

シーフード中心のメニューは、ほとんどが焼き物で、すでに味付けがしてあり、味噌味の様な、しょうゆ味のような、なんだか焦げ焦げの全て辛い食べ物が並んだ。
ホテルのマネージャーたちが「ジンバランのシーフードは美味しいYO!!」と、言っていたけれど、私にはパサパサして食べづらく、所々焦げていて、あまり食欲をそそるようなものではなかった。しかし、この食事も現地の人たちにとってみれば、とても高くて、ほとんど来る事は出来ないのだろう。そして、ホテルの食事となれば、一生に一度だって口にできないような値段なのであろう。それは、日本の高級ホテルで支払う食事代とほぼ変わらないのだから。

不思議な事に、レストランのビーチで焼きトウモロコシを売っているおじさんが居た。
レストランで食事中に焼いたトウモロコシが売れるものか、不思議だった。ちょっと、場所選定のセンス悪いんじゃあないの?

飛行機の離発着をみながら、湿った風が吹き、ビンタンビールを飲み、食事を終え、レストランの送迎の車(普通の乗用車)でホテルまで送ってもらったけれど、ほとんど英語も日本語もできないドライバーだったけれど、チップを渡すととても喜んでいた。
食事の間中、空は曇ったままで、期待していたインド洋に沈む夕日には出会う事ができなかた。これだけは残念だった。

もう少し続く 



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