日付 2009年07月07日 
タイトル 訃報 
内容 保原高校ブラスバンド部OBの大河原忍が、昨日6日午前2時48分に逝去した。同級生の若すぎる40歳の死でした。
 私は、高校2年生時、はっきり言って遊んでばかりいたし、学校を辞めようとばかり考えていたので、故佐々木久子先生と部員達が結束?(結託?)して、3年生がコンクールを終え、退部するときに、ほぼ全員一致で部長にされてしまったのです。
 まあ、部長にしてしまえば責任を感じて学校も辞めないだろうと考えてそのようにしてくれたのだろうなと、当時も今でも思っています。
 ドラムとパーカッションばかりで、全体の指揮や部の運営にははっきり言って疎かったので、異例の副部長2名逆指名(通常は1名)で、大河原忍とおやべちゃん二人にお願いし、それを条件に部長を受けたのでした。
 忍はラッパ吹きで、中学時代からブラバンをやっていたので、バンド全体のことにも明るく、おやべちゃんも技術的にも性格的にも素晴らしかったのでとても頼りがいのある2人だったのでした。
 まあ、若い高校の男同士だったから、ケンカもしたし、でも、忍はいつも私のわがままや、訳の解らない事で怒ったり、楯突いたりしても、「ふふふ」と静かに、頭を横に振りながらヒラリとかわしていたように思います。
 本当に楽しい毎日で、夢のような3年間を一緒に濃い密度で過ごしたのに、卒業後は「そのうちいつか会えるだろう」くらいで22年も過ぎてしまい、会えないうちに亡くなってしまって・・・
 会えなかった22年をこれから過ごせば私は62歳になっています。人生は短すぎるというか、過ぎるのが早すぎる。社会人になって、お互いがむしゃらに働いていたのだろうなと、思ってしまいます。
旧交を温めるにはまだ早すぎるし、でも、仲間なんだから、もっと積極的に会えば良かったと、後悔しかありません。
 忍のちょっとくすんだような優しい音色のラッパを思い出しながら、今夜は一人で寂しく飲んでいました。
 いずれはみんな、あちらへ行くのだろうから、その時まで待っていてくれるかな。忍、安らかに眠れ。 

         
         


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