社長のDiary

コタキナバル最終回

8月9日に始まったこの旅も、すっかり8月25日になってしまい、長い旅と思って日本を発ったけれど、17日間はあっという間に過ぎてしまった。いつもと同じように、ここコタキナバルのとなり町、タンジュンアルに建つシャングリラホテルには美しい朝がやってきた。ここに居ると、「朝がやってきた」とか、「夕焼けがやってきた」という、自然の移り変わりがあちらからやってくるように思われてならない。いつの時間も本当に美しい。

で、最終日のレストランでは、アッパーで打ちのめされたように顔が上を向いたグーフィーが待っっていた。^^「今日でお別れですね」と、握手を交わした。本当に、あなたのお陰で毎日楽しかったです。

最後なので、ラーメンは3杯詰め込んだ。名残惜しい。本日も、鴨肉を入れていただく。サイコーです。鴨はラーメンにとても良く合います。

太陽が上に上ると、さらに輝きを増すこの海。

ゴールデン・サークルとも、しばしおわかれ。

キナバルクラブの面々と握手を交わし、またすぐに戻ってくるからと約束をしていると、アニキらが荷物を階下のエントランスまで運んでくれた。

そして、エントランスへ行くと、ホテルのスタッフのみんなが、歌を歌って待っていてくれた。Hurry、Hurry、Hurry Home Love  Hurry back to Tanjung Aru という歌で、あなたの家タンジュンアルへ早く戻っておいでという歌だった。

タクシーに乗り、見えなくなるまで、歌って手を振ってくれていた。なんだか、嬉しいですね。

来た時は気付かなかったけれど、「お祈りの部屋」というのがあるキナバル国際空港。アジアにありながらイスラム教が半数以上を占める特殊な国ならではです。

昼間あらためて見ると大きくはないけれど、なかなか立派な空港です。ニモとも会える。

GOLDEN LOUNGE内。ビジネスクラスに乗る人はここで寛ぐ。重厚な雰囲気で素敵な空間と調度品でした。デザインがいい。 100PLUSは、炭酸入りポカリスエット。なかなかおいしい。両脇のビールはお馴染みですね。

謎のシャワーが付いているのに、全身用のシャワーが付いたトイレ。入口にご婦人が座っていたので、チップだと思ったら違った。「男性はこちらです」と、案内をしてくれる。

なかなか立派なトイレでしたけれど、細部を見るとやはり仕上げはイマイチ。外国ですねー。日本の技術力というか、気付きというか、もてなしの仕上げはやはりスゴイ!!中国だって、インドだって、日本は越せないよ。

あこがれのドラゴン航空に乗る。何に憧れたかって、名前ですけど。かっこいいなと思って^^ シートは普通すぎて、リクライニングはあまりしないし、一応窓は2つ分だったけれど・・・やはり近距離便だから?

天井からは謎の煙が・・・

正直ドラゴン航空は怖かった。飛び立つと、エンジンから変なビビり音が出始め、突然上昇しているのにエンジンパワーダウンするし、あこがれは一瞬で恐怖に変わる。翌日の朝刊「SABAH TIME」 見出しが頭をよぎる。

食事はエコノミーな感じ。グラスやナイフフォークだけがビジネスチック。食べ物は並か、中の下といったところです。

香港着陸時には、真っ黒い雲が空に広がり、横風が吹いていたのか、着地まで飛行機は左右に大きく揺れ、「香港日報」の朝刊見出しが再度頭をよぎった(TT)マジで羽根が地面に叩き付けれれて機体がバラバラになり、あこがれのドラゴン航空が「燃えよドラゴン」とかになるかと思うくらい、大きく揺れた(TT)逆噴射も遅く、オーバーランするかと思った。運転手あまりうまくないからもう乗らねー!!

まああ、何とか無事到着。

ご覧の通り、確かに天気は悪かった。

空港洗手間内での喫煙は、罰金約5万円です。

キャセイに乗り換え、やっと厚い雲の上にでる。さすが全く揺れなかった。

前菜のエビ盛りにつづき、メインの北京ダックを頂く。レストランでは「肉も付けて」と言わないと、皮しか出てこないけれど、肉も皮も味も素晴らしかった。ニンニクが丸ごと入っています。

チーズてんこ盛りとポートワインを頂く。2キロ増。

夕焼けの刻。雲間から夕日が見えるかと思ったら、厚い雲に邪魔され、残念ながらあっという間に夜が来た。

室内のライトアップがとてもきれいで、程良く酔っているし。超ご機嫌です。(アップすんません。暗めだから許してね^^)

旅はあと47分で終わってしまう。

お見苦しいでしょうが、黄昏と寛ぎの時間です。今回も楽しい思い出ばかり。来年は、もうちょいとスリムになってお伝えします。(多分)

いよいよ東京上空。

無事到着で安心したけれど、やはりせつない。次の目標が早く欲しい。それにしても、何といっても羽田は立派です。美しい。

翌朝、エクセル東急のオニオンスープ。到着です。終わり。Fin。

翌日午後、新幹線で久しぶりのタカラ缶チューハイを頂く。うまいねー。私の青春の味なんです。

長期の休暇を過ごすのにはとても良い旅先だった。飽きる事が無い。やはり、仏教、ヒンズー教、イスラム教、キリスト教、儒教、シーク教と複数の宗教と、マレー、チャイナ、インドのタミル人、テルグ人が混ざったぐちゃぐちゃの文化が上手く調和した不思議な国だった。 ラマダン月に行けたのも素晴らしい体験となった。もう一つのお目当て不動産の動向は、大規模開発が多数同時進行しており、旧市街のウオーターフロントでの大型ホテル+ショッピングセンターの開発、マンション+ショッピングセンター+オフィスの複合ビル開発、山側でのマンション開発、大規模分譲地の開発などが行われていた。福島と同じくらいの人口30万の都市とは思えないペースで開発が進んでおり、やはり交通、海運、航空の拠点であり、一大リゾート地+市街地という、とても魅力的な町に思えた。何といっても、マレーシアは2020年までに先進国入りを目指しているから、今が一番盛んな時期なのだと思われる。マンション開発も、イスラム教徒向け分譲マンションみたいな物もあり、建物本体もアラビックなデザインとなっていて素敵なんだけれど、ニーズが高いのと、多分モスクや「お祈りの部屋」を作らなければならないとか、色々と特殊な面もあるのでしょう。

福島についてはもっと深く考える必要がある。観光資源も都市もライフラインも鉄道も新幹線や空港まであるのに、その活用方法とシステム作りが間違っている。まあ、別な意味で世界的に有名になってしまったFUKUSHIMAだけれど、チェルノブイリでは原発ツアーがあるらしいし、世界遺産的に言えば負の遺産となるのだろうけれど、素晴らしい観光地を持っている事は事実であり、早急に復活を果たし、両方を活用して多くの人々を呼べる魅力あるふくしまを目指すのであれば、微力ながらお手伝いをしていきたいと思います。役所主導を辞めて、民間が中心となり役所は連携をとっていくようにもう変える時期が来ている。あまりにも役所主導が強すぎて、いつまでたっても発展できない。古臭い。変革できない。能力もないのに力ばかり誇示する。呆れちまった。優秀な人もたくさん居るのに残念。

でも、両手を広げて、大きく息を吸って、ぶらぶら街を歩いて、楽しく海に入れて、そんな当たり前の事が出来る場所、当たり前の幸せがある場所の素晴らしさに全員が気付いた事だろうから、2度と間違いを起こさないよう、世界全体のシステムを変えていく時期に来ている。産業革命があったように、エネルギー、交通、農業、流通、政治、公務員、軍事、金融、多くが限界を迎えているように思われるのだが、何でも無限にある時代。欲しい物全てを手に入れる事が可能な時代。200年前のどの国の王よりも素晴らしい生活を送っている私達。美味しいものが手軽に食べられて、行きたい所へは短時間でいつでもどこへでも行ける、世界中の人々といつでもどこでも連絡が取れる、蛇口をひねれば水でもお湯でも簡単に出てきて、安い料金でライフラインを使える、世界中の情報が瞬時に入る素晴らしい時代を送っている事に気付き、この人々が喜ぶ物が、未来永劫続くように変革していかなければならないだろう。枯渇への恐怖を補うのは大きな変革であり、方向転換であり、軌道修正だと思う。

そんな事を思いながら、今回の旅行記を終えます。長く読んで下さった皆様ありがとうございました。

また、旅の報告が出来るように頑張っていますので、これからもよろしくお願いします。

終 了

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