社長のDiary

モンゴルへ3

前回の続き。

ラクダの隊商ポイントへ渡るのは大変だった。車が途絶えないんだ。

地元の方々にくっついて渡るしかない。どの国へ行っても「みんなで渡れば怖くない」。

近くで見るとなかなか迫力のあるラクダの列だった。自分もシルクロードを西から東へ、東から西へとこんな旅をしてみたい。

あの山の中腹あたりから歩いてきたんだな。

謎の像と、年代的に旧ソ連支配下に建てられたと思われる建物。

この辺りもいずれ再開発されていくのだろうか・・・

 

ウランバートルマラソンは終わったみたいで、帰る人々の車なのか、ホテル側からの渋滞はまだ続いていた。

 

ガラス張りのビルは朝青龍が作った銀行のビルで、今では他人の所有になっているとかいないとか・・・旅の仲間がそんな事を言っていた。

 

ちょっとこんな渋滞の街には住みたくないなぁ。

それにしても子供が多いんだ。とにかく元気に歩道を走り回っている子供がたくさんいた。

あのマンションはデベロッパーが色々な手を使い、建物が建てられない川の中洲に建ててしまったコンドミニアムらしい。

イマドキの洒落たデザインのコンドミニアムもある。

気温は25度を超え、この国のこの時期としては異例の暑さらしい(出発前、20度以上にはならないと言われていた)。

ホテルが見えてきました。

 

橋の下を走る道路も渋滞。全ての道路が渋滞してしまうんだな。裏道とかも無いらしい。

ホテルに戻ったら絶対に冷た〜いビールを飲むと誓った瞬間。

鉄道が走っていた。これはシベリア鉄道の一部で、ロシアへと続いているのだと説明された。

シベリア鉄道も乗ってみたいなぁ。ウラジオストックからサンクトペテルブルクまで。サンクトペテルブルクへ行ったら、2週間かけてエルミタージュ美術館を全部見てみたい。数年前に行ったあの時は3、4時間くらいしかなかったから本当に駆け足だった。けど、レオナルドダビンチの絵画を見ることが出来たのは素晴らしい体験だった。

Youtubeで旅の動画を見ていると、ロシアは普通に入国できるらしい。

あーゆー三日月型のビルは世界中で見られるようになりましたな。使い勝手は悪いけど。同じ形の横浜インターコンチネンタルだけは泊まった事があります。

それにしてもまだまだ空き地があるからもっともっと建物を作るのだろうか・・・モンゴル国の人口が340万人。その多くがここウランバートルに住んでいるらしい。いつまで勢いのあるコンドミニアムのデベロップメントが続けられるのだろうか・・・中国は人口14億人(一説には6億人という話もあるが・・・)に対して、34億室が売れ残っている(新築された?)らしい。この勢いが続けば1000万戸とか普通に作れちゃうんじゃないのだろうか・・・

 

今朝散歩をした公園まで戻ってきた。ここを抜けて帰ろう。

なぜか食パンマン様まで公園に繰り出していた。あなたは日本人じゃなかったのか?旅行中ですか?あ、空飛べるからなぁ・・・

ホテルが間近に見えた。

やはり電動バイクは乗り捨てられている。こんな道路の真ん中に置き去らなくてもいいじゃん。

たくさんの方々が遊んでいた。

せっかくのかっこいい刻印がされているのに下にはゴミ箱が設置されていた。場所を考えましょう。

この公園の出口にも狛犬が鎮座していた。しかも舌を出しているように見える・・・やっぱり日本との繋がりがあるのかな?シルクロードを渡ってきた文化との繋がりなのだろうか・・・それとも、チンギス・ハーン=源義経伝説が本当だとしたら、日本の文化が根付いたという事なのだろうか・・・(謎)

Ulanbaatar Park と書いてありました。

ホテル到着。一旦部屋に戻り着替える。

 

今日も面倒なのでホテルの中華料理店で食事をする事になりロビーで待ち合わせ。

生ビールはなくて瓶ビールだったけどぐいぐいと飲んだ。

食べ物は「絶対に注文し過ぎ」と思ったら案の定大量な皿が次々と並んだ。旅の仲間はいつも頼み過ぎます。

 

北京ダックも注文していて・・・

珍しい皮だけでなく肉も付いたものが可愛いい器に盛られてきました。

あなたはダック🦆?それとも白鳥🦢??

 

やめておけって言ったのに、炒飯まで頼んでしまった💦誰が食べんのよ!?

と、話したら「いや、頑張って食べます」って言ってたのに、半分残した・・・

レストランに出入り口があり外に出る事ができた。温度が下がった街の風が心地よかった。

せっかく初めての国なのに、草原で馬に乗るくらいはしてから帰りたかった・・・

この国の良いところがあまりわからないまま帰国を迎える事になる。まあ、物価が安いのは分かった。ホテルで食べても日本の高級ホテルでの食事の半分か1/3くらいに感じました。

翌朝。チェックアウトを済ませロビーで迎えを待つ。

朝6時。渋滞前の街。

建物にKGBって書いてあったけど。まさかあのKGB!?

 

こんなトラックが公道を走るのを日本では許されないだろう。

危なくて追い越しできない。

 

横幅も高さも車体の倍以上じゃね??

 

途中、警察が立っていて、一台一台停められ、アルコール検査をしていた。

 

郊外に来たけれどクレーンがたくさん建っていた。

 

デッカいゲルみたいな建物もある。

 

う〜ん。すでにバブルだな。いつ弾けるかわからないや。

 

空港へ向かって坂を登り始めると景色が変わる。

 

この辺りが街との境目。

 

住宅地から工場なのか運送会社の倉庫なのか、そんな建物が続いた。

 

太陽光パネルを初めて見たんだけど、GLからあんな低いところにパネル貼って雪は大丈夫なのだろうか・・・

 

戸建てのような長屋のような住宅もある。

 

土地が広大なんだから、そんなに上へ上へと上げる必要は無いと思うんだけどな。自分も色々な物件を購入させてもらったけれど、高いビルとかマンションってのはとにかくお金がかかるんだ。

 

こーゆーのをたくさん作った方がいいと思う。

 

日本車から中古で輸入された車なのでナビゲーションが対応していない。

助手席のアテンドは車に乗り込んでから到着するまでずっといびきをかきながら眠り込んでいた。昨夜は飲み会だったらしい。

 

こーゆーところを延々とドライブしてみたかった。

 

ええなぁ〜これがモンゴルや〜(関西風)

 

モンゴルだっぺ(いわき市及び茨城県北部風)

 

馬に乗りたかった。

 

デッカい牧場に集落がくっついたような街に差し掛かる。

 

馬が草を食んでいて、周りにゲルがある。

 

郊外の人々の暮らしも見てみたかった。

 

なかなかでかい街じゃないですか。

 

空港までの道路は3車線でスイスイ

あの中心部の混雑が嘘のようだった。

羊の群れ

 

牛も放牧されていた。

 

馬・馬・馬・・・

 

たくさんの家畜が放牧されていました。

 

1時間弱で空港到着。

 

チェックインはビジネスクラスレーンだったのであっという間に終わった。

 

Golden Gobiというお菓子のブランド。チョコレートめっちゃ美味しかったです。

 

ビジネスクラスのラウンジは満席🈵

 

AERO MONGORIANかな?初めて観る飛行機。

 

搭乗時間になりゲート側に移動します。

 

帰りはビジネスの最後列でした。エコノミーのシートだよね。

 

荷物の搬入も終わったみたい。

ルフトハンザに見えるMIATモンゴリアン航空。

7:47移動開始。

 

地平線が見える空港。

 

エンジン全開

 

さよおなら〜

広い

あの地の果てを観てみたかった。

まあ、飛行機からも観れるけど・・・

やっぱり馬とかラクダに乗って地の果てを確かめたかった。

生きているうちにそんな旅ができるのだろうか・・・

西遊記で三蔵法師が旅したような景色。

飛行機からでも地平線の先を観ることができないくらい広大な土地だった。

 

なんだか007が爆破したスペクターの砂漠の施設みたいなのがある。

 

この辺りは農業やっているんでしょうか。

帰りも風力が見えた。

草原なのか砂漠なのか

次第に雲が湧いてきた。

南下すると中国領になってしまっている「内モンゴル自治区」があるんだけど。中国が過剰な開発を行い経済が破綻しているとか、漢民族による人種差別があるとか・・・あまりいい話を聞かない。

モンゴルと自治区の境目はよくわからないけれど、茫漠とした同じような景色が続いているのだろう。

 

薄い雲がまるで大地を隠すかのように広がっていた。

 

うっすらと謎めいて見える大地。

離陸から1時間ほど過ぎた。

急に景色が変わった。

 

朝食です。

もう中国の上空なのだろう。

水が流れた跡なのか、開発をしているのだろうか・・・

こんなにずっと広い範囲を切り開く事はできないだろうから(いくら中国でも)水が流れた跡かな。

 

山間部から平野部に。

雲はかかっているけれど、広大なのがわかる。

中国、モンゴル、ロシアは国土が広大ゆえに地政学的な弱さを持っている。でかいから強大というのは間違っている。

薄い雲スレスレを東へ向かう飛行機が景色を切り取って行った。

この辺りは人も住んでいないように見える。

 

海に出た。

空港と港がある大きな街だ。中国のどこかだろう・・・

 

Googleマップで調べたらわかりそうだけど・・・(わからなかった)

東シナ海へ出た。

草の海から本物の海へ。

半分以上飛んだ。

距離がゾロ目👀

しばらくするとまた陸地の上を飛んでいた。韓国の上空らしい。

また海へ出る。

Japan Sea

青い海が見えた。

しばらくして日本に近づくと今度は厚い雲が眼下に広がっていた。

雲と雲の間を飛んでいる。

もう日本の上空だね。

尾瀬沼のような中禅寺湖のような奥只見湖のような・・・わからん。

どれも違うなぁ。真上から見ないとわからないや。

悩んでる間に雲の上に来てしまった。

天気悪そう。

ゴルフ場が間近に見えたらもう成田です。

東関道を横切る。

 

着陸〜

ホテルで後泊する事になっていた(飛行機で飲んじゃうので)。

ホテル1階のレストランではYOSHIKIのワインも提供されていた。

変わったラベルのワインもあった。

カリフォルニアのワインも手頃な価格。

日本の変わった名前のワインは果たして美味しいのでしょうか。

翌日の帰り道。11時前に出発。

途中で綺麗な夕焼け。

 

帰国翌日。飲み会があり、文化通りを歩くと1人も歩いていない。

昨日までの国とは違う地元に戻ったとなんだかホッとしてしまったけれど、経済を考えると困ったものだと・・・悩ましいなぁ。

でもあの喧騒の中で自分が住む事はできないな。

投資対象の見学に行って初めて「住みたくない」と思ってしまった国の首都でした。

儲かるかどうかとか、将来性とか、色々研究しなければならないけれど、一番は「ここで暮らしたいか?」という、自分への問いかけから考えている。

草原や砂漠を旅したいとは思ったけれど、残念ながら住めない国への旅でした。

 

おわり

 

 

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. モンゴルへ3

  2. モンゴルへ2

  3. モンゴルへ1

アーカイブ
TOP