社長のDiary

2021年6月13日名峰霊山を登る

最後に山を登ったのはいつの事だったろうか。

コロナウイルスの蔓延により、「登山を控えるように」とのお達しがあったのは昨年の春。

2月の殆どをアメリカで過ごし、3月4月を忙しく、仕事仕事としている間に、登山自粛令が下命されたわけで。自粛していたんだわ。

で、去年は一度も山に入る事がなかった。

正直「うずうず」しておりまして。行きたいのは山々。

もとい。

行きたいのはやまやま。されどどうしたものかと、いかがしたものかと・・・忙しい旅の日々のせいにしながら自問自答していたのでありました。

 

ところが先週、東城が参加する会議があり、終了後に

東「先輩もう山登らないんですか??」

す「辞めたつもりはない」

東「でもずいぶん登ってナイすよね〜」

す「んだな。2年くらい行けてないな」

東「じゃあもう無理っすよね〜」

と。

あいつを擁護する会議の後なのに・・・

平気で俺を侮辱するような事を言いやがる。

ざけんじゃね〜〜〜〜!!

おーおーおーおーおー!!

わかった。

俺が山へ行って見せればいいんじゃねえか!?

 

俺が山のコースタイム以内で戻れたらお前は来月からマグロ漁船に乗りなさい!!!!!(罰ゲームだけど、自分には羨ましい職業なのだ。アイツは船が苦手なので、罰ゲームになるんだけど。それにしても昔で言う4級船舶を持っているのに船酔いするって可笑しすぎるぞ東城!!笑笑笑笑笑笑笑)

 

 

 

 

87E6BD61-6784-4556-BEFF-B742DC1DB7E4

てなわけで。

ホームグラウンドであり、大好きな山、伊達市霊山町の霊山に来てみました。

 

 

83647FD9-52B5-447F-AA54-B3B37290AB6B

こんなコースタイムになっております。

 

 

 

6924B13B-6E37-438D-BF1D-3A188568D88E

駐車場が整備され、トイレらしき立派な建物が建っている。

これは後ほどリポートしなければ!!(世界トイレ研究家ですので)

 

 

31AF585F-BD02-41E7-BC68-4C58B46539EE

以前からこんな感じだったか・・・

道路の上に枯れて踏みつけられ粉々になったような、葉っぱから土に変わる途中のようなものがアスファルトの上を敷き詰めていた。

 

 

 

AB455801-CB63-4378-BE3E-5B5ED613F950

こんな立派なショートカットコースは初めてみた。

 

 

 

1DE026BD-1077-4982-B107-AAD4A77627D4

階段が出来ていた。

以前はこんなもの無かったように思う。

 

 

 

2585E9BF-9EBD-4FD5-B993-117572D59F87

デッカい岩が出てきた。

 

 

C2BE85AF-6495-43C1-A283-8B29149F546E

A814019D-2A81-449E-B1DA-4773B146FB68

何事にも動じないようなデッカい石にはパワーを感じます。

 

 

 

2ECE6779-90F4-49A8-994F-1989D0DB9CF8

曇りで少し晴れ間

 

 

 

86A20227-C624-40A3-8DBD-4104BAD19DE0

こんな手すり(?柵?)とか前は無かったでしょ!?

 

 

63944941-FC83-442A-AC3D-9FF98252A4F7

なんだか頼りないような木々で岩を支えている^^;

 

 

 

28E37366-1899-4B2F-AEC2-040CE261F21F

鍛治小屋岩とよぶそうです。

 

 

4A7E5E6D-4C40-4FF4-A0AD-FA71C1D32A27

そこから階段が始まる。

 

 

 

C261F3A1-037E-4C38-B9A7-CD8819E8BC25_4_5005_c

葛折りの上りが続く。

でも、そんなに斜度が急ではなく登りやすい。

昔の霊山のイメージは・・・

最初に急登が続き、みんなこの辺りで休み休み登るイメージ。

 

自分は・・・

 

ぜんーんぜんイケル!^^!

 

 

 

3A801883-D258-4A70-AD07-AD8611649EAC

登りきるとタンカンパイプで作った、ちょっと斜めっている梯子が現れた。

 

 

 

BA09DA97-13D4-4BAB-B018-51C2A45766B8

こんなの記憶にねぇ〜^^;

 

13:50だった。

ここまで20分弱で到着〜

 

 

 

19777D4D-C49F-4A16-890D-ECD5B94CCDE3

ここはなかなか開けている場所であった。

 

 

 

59F41CA2-3EF0-46E1-98CD-7E662F720367_4_5005_c

霊山から月舘あたりまでが見える。

 

 

 

EE6BBD10-CF2E-478F-BA3D-55258D3B09DE

岩が突き出ていたので少し先まで行ってみた。

さっきの駐車場や、山の師匠、伊東先生が設計した紅彩館が見えていた。

 

 

82643B08-7E3F-4067-9F2D-FAE32559C1B3

反対側を振り返り、これから登る山の方を見ていると、絶壁を降りようとしている方々が見えた。

「おーい!!ヤッホー!!」と手を振ってくれたので、こちらも無言で手を振り返した。(こちらと言っても一人だし。仲間は居ない寂しい単独行なのでこのくらいが精一杯です)

 

 

 

6E808E94-BFFD-45C3-AFA9-B542DCFC40CD

見下し岩には団体さんが居たようなので寄らずにスルーした。

 

 

9107DC5D-1EF5-4E8F-902D-59F6A4E061EF

前へ進む。

 

 

 

5B0AE7F1-78A9-4D97-9C1E-E33DD396B5FF

低山の割にはアップダウンがあり楽しい^^

 

 

 

 

 

241E4BA3-C104-4730-96F8-C990B0BD896D

14:12

国士沢

麻雀仲間に「国士番長」ってのが昔いたな^^

 

 

61E471A6-3A80-4165-8474-82572BA762A5

奇岩の山霊山。

 

 

1CB5DF8F-FB93-4AE1-9874-BB2D490D65C9

天狗が相撲をとったような地名、山にはよくあります。

ここには立ち寄らず前進!!

 

 

 

9838A511-DD32-4D85-BBFA-295A3758F708

ここで迷う。

左、遠回りの護摩壇を行くか

真っ直ぐ霊山城址を目指すか・・・

まるでトンネルのような右。道が終わっているような左・・・

 

 

 

 

 

 

 

迷わず230mの霊山城跡を目指す。(近いほう)

1DFAA662-B65D-4ECC-B7A6-FA4CEC25FE9D

途中には水芭蕉が花を落としていたけれど群生していた。

 

 

 

0341458C-D77E-43FD-A515-A2D07C682565

黄色い花。

名前はわからないけどかわいいです。

 

 

 

 

8661D54D-E622-4B89-A014-5AA40082D765

花を巡るように蝶々が飛び交っていた

 

 

 

2B9B5C5F-4E39-4F60-9287-C7A48A105BC3

こちらが国司館跡だそうです。

名前からすると偉い人が住んでいたんだろうな。

「国士舘」になると怖い人が住んでいそうだけど・・・

 

 

 

 

 

 

1768B96F-E0C4-4DAD-B7E5-C3E7FFE6E19B

天が微笑み青空になった。

ここで14:22

50E2A1F5-CA8B-4FAD-B7C7-00FC7EB21071_4_5005_c

E3312B59-C1EF-4331-B345-CF0552AF52F9

左折すると護摩壇へ行くそうですが、自分は今まで行った事のない東側へのルートをとることにした。

 

 

 

AC8DD447-DA99-46D5-9C65-CA63034AF10C

霊山城址到着

 

 

 

98B2AF28-5421-4FD1-BCE0-81714A3824DB

なんにもない。

遺跡(碑)あるのみ。

 

 

 

 

F23F5BBC-DAF9-4992-9D27-EBE7E018787F

歴史に触れる

 

 

トイレマークが案内看板にあったけど・・・

 

 

683B0367-0F9E-4985-A1DD-DBD199118AB4

こんな番所みたいな造りのボットントイレがありました。

平成と令和生まれの方々には無理だろうなぁ〜(※注:昭和生まれにも難しいレベルだった。暗くてこわっ!!)

 

 

 

4CC3FB49-9F66-4EE9-81EC-EBC905F35937

一路、東物見岩方面を目指す

 

 

 

 

A9AB7F02-51A4-48FE-94F4-A2B1DF22D7EF

下ったかと思うとまた上りに遭う

稜線を伝って行くのだからアップダウンは当たりまえ。

生きている事と似ていて。

上り詰めたように錯覚していると、いつの間にか坂を転げ落ちていたりするものなんだ。

 

そうならない為には・・・・・

A6824519-4A44-4BCE-AFBE-BC31FBD8B849

大変そうでも前へ進むしかない。

 

 

900FC6F6-BF8A-49A2-B797-D894DF62133B_4_5005_c

3F3869C0-21F0-4E84-945B-F1C09AA333ED

1D104672-033D-4186-A913-AAE091207086

東物見岩に到着。

少しのんびりする。

 

 

1724E0C6-CEF2-415D-B068-00C6BD9D4730

太平洋側を向いていて、集落みたいなのが見えるのは筆浦(ヒッポと読む、丸森町の集落)だと思う。

 

 

3C30D5FC-4543-4E2D-BDC3-B471EB656257

という事は、右側からなだらかに上がったピークが天明山だと思う。

あの頂上から左側に2、3キロが弊社所有地で、太陽光発電所になっている。

こちら側から見たのは初めてでした。

 

 

 

AFA8207B-4F3E-4E76-A94E-E7846F9C316F

天気が良くなった^^

 

 

 

出発すると

5177CFF6-9DF9-44D4-90AB-2C6B6E3CF5F2

大きな岩があり

 

 

F968E495-8A1E-4540-9133-EA408D35F662

学問岩と呼ぶみたいです

 

 

0A302188-2448-4804-B598-08BEB3279F99

道は狭くなる。

霊山の裏林道らしい、ひっそりとした山相。

 

 

 

A5B62106-FE72-4598-AFED-8006152CF8C3

入り口を入らず左へ進みます。

今日は蟻の戸渡りは通らない。

 

 

 

1FC2B36D-7128-474B-B57A-AB4A479F06E3

A2F8BE39-9232-43F9-A063-719C979DEAA6

無線中継所方面へ前進

 

 

 

2076D654-0141-4C63-AAFF-47CE6C877A32

道は斜めで歩きづらいけど、こんなのはまだまだ余裕。

飯豊山の下りなんかは、捕まるところもなく、急な下りで斜めになっていて、しかも大雨に遭ったりした事があった。

嫌になるし、めげそうになるし、足の平の皮はズルムケだし。一歩を踏み出すのが痛くて辛くて「あ”ーっ!!」と言いながら下ってきた事があったな。

 

 

78F3904F-63B4-4820-AC5A-CA06A670A91B

右へ。

 

 

09EAB566-DEC4-4166-9394-90B930A75B39

次第に心細くなる登山道。

 

 

40A2E884-C576-4831-BD60-302D7C7A9B22

その途中。木々が開け、天明が良く見えていた。

 

 

113D908E-9EAA-4165-8CC9-34D2C41C05B6

あの先は太平洋なんだな。

 

 

92A7089F-FE6A-43CA-B7AB-FD9C857DEF83

7A8C973A-B1A5-4E01-B7C1-B6057401AB6B

ひたすら前進。

 

 

6204903A-C62F-46E7-8505-9A31E9BFF6E0

無線基地に着いた。

 

 

 

A43758B5-2582-43BC-B0D6-8F34C9E32760

今では運用されていないようで、廃墟と化していた。

あんな真っ暗な入口から怖くて入れないです。(入っちゃいけないようになってたけど・・・)

 

 

3D00FB72-6189-41F7-8828-BBCDBD8249E2

こんな古い錆びた橋があったりする。

 

 

F0DEA5EE-6B54-4461-B012-5525D7569CB0

登山道はますます狭くなり

 

 

A2AA1340-DD9B-4998-917C-04E627F68BEC

下りが急になる。

右側はなかなかの崖になっており、落ちないほうが良さそうだった。

 

 

 

A3E8AFBA-F5FC-4EDF-AE35-7E70CCD002C3

その先を見ると、相馬へ向かう高速道路が見えていた。

旧伊達郡の学校に通い、この辺りで同級生らと毎日遊んでいた頃、まさかこんな立派な道路が出来るなんて想像もしていなかった。

 

 

368E1B66-F613-432D-8376-4372822B0801

石垣が見えてきて・・・

 

 

 

CD92476D-3AFA-4E38-83BD-94E06AB7027B

もしや霊山城址に関係する古いものなの!?と、遠い古の時代に思いを馳せながら歩いていた。

 

 

 

 

271FA443-7EA9-4C47-A3C2-FFD82B7DCC1C

昔は広かったのだと思われる道は、獣道のように、登山客が迷わない程度に道が確認できるくらいだった。

 

 

その時・・・

26249219-8383-4A0D-93F9-C6E90EE46301

旧文部省の礎石が見えた。

ああ。あの電波塔?無線基地?は、文部省の管轄だったのでは??と気付く。

すると、あの立派な石垣も旧文部省の発注で、道路築造時に積んだものなんじゃないの??と、思うようになった。

太古の遺構にしては立派すぎるのよ^^;

 

 

 

583099A3-59B5-4449-85FB-ECD25A28C68D

また少し降ると・・・

 

 

 

FC0629B2-EACB-4C54-9CB9-1EE7CC5A1766

左側に赤い屋根の古い建物が見えてきた。

今は使われていないようで、入れないように鎖が張ってあった。

電波塔で働いていた方々の事務所か宿泊施設のように見えた。

 

 

 

 

458C60C7-6287-4C48-8002-C57B86C8FCEC

涸れ沢の上に橋が掛かっていた。

 

 

 

77D5384F-CA87-4AB8-AC0B-88A8058CE884

先ほど歩いてきた道に合流。

 

 

 

24FAA746-EFF4-4F2E-8C00-A06305B39328

15:10に駐車場到着

天気が良くなっていた。

 

 

さっきのトイレへ行ってみた。

4F86418C-FFFD-4D6B-9467-F6BD8680EF6C

めちゃめちゃ綺麗。

 

 

5C9BFA50-B691-4B73-A21C-AB2E7EB54938

充分◎

 

 

462FECB1-3BAB-4ABF-80E3-E9FDCF2C3994

外へ出ると我を狙う族が居た。

トイレから出たところを何やら刃物を向けて伺っているじゃないか!!

 

 

 

 

3AAE3E42-3DF5-423E-B652-3B0733AD2C63

今はアニメにすると、流行りやすいからなぁ〜

いいんじゃないですか^^

 

 

 

739610CB-6B4A-401B-9BBF-9EB6F866072A

夏の少し前、そして梅雨になる前の山行。

曇っていた空はすっかり青空になっていた。

 

 

C41BE9AB-126D-4A79-9BFC-F1D0A48A55F9

家まで30分。

到着した途端夕立と雷が鳴った。

夏になる前のいい1日を過ごしました。

 

元々はこんな山旅を描いてばかりいたんだよね。

 

最近、仕事でお世話になっている二瓶さんにお会いしたら「社長のブログ読みました。空港でアイスコーヒーにウイスキーをドボドボと入れたってのが衝撃で・・・」と言われ、そういえばそんな事ばかり書いて、爽やかな山旅とか書いてないもんなぁ〜と、海より深く反省。

今年はもう少し山と向き合う一年にしたいです。

 

終わり

 

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 地元よもやま

  2. 甲府 雪 さだちゃんねる ほうとうウマウマ🐴

  3. 2月の山は潮風トレイル雄勝だす

TOP