社長のDiary

11月3日駅前通りライヴから北海道へその1

駅前通りでライヴをしたいと、企画の方から相談が入ったのは春頃だっただろうか。

「ぜひやってください!!俺もドラマーです!!」と話したのを覚えている。そして、出演の依頼が来た。

経営者がほとんどの我がバンドはなかなか練習の時間が取れない。自分が「この練習日どうしても予定が入った💦延期してほしい」と連絡すると、次の練習が別のメンバーの都合により延期になったりもする。

以前、社会人のブラスバンドで団長を任された事があったけれど、一番悩んだのはメンバーが集まらない事だった(団員は居るのに練習どころか本番にも仕事で出られないという)。

この4人でもやっとやっと集まって練習しているんだから、50人も居るバンドでメンバーが全員揃うわけがない。

てなわけで・・・

今回もいつも通りのセッティング。2スネア、2バス。シンバルは控えめにしている。もちろん、タムタム(口径の小さいメロタムってやつ)もあと2発必要だし、フロアタムも左側へもう一つ置きたかった。また、今回の曲でティンパニーが必要だったんだけど、1階の倉庫からティンパニー2発を引っ張り出しても、本番でステージに乗らないと思われ早々に諦めた。元プロとプロ級のアマチュアが集まったバンドは演奏していてとても気持ちがいい。

 

本社裏のガレージ建設は解体が終わり、地盤改良が行われていた。

 

この地盤改良、とても単純で施工が早く素晴らしい工法だった。

 

ホースを伝って生コンが送り込まれ、コアを開けていった地盤にコンクリートが流し込まれる。しかも残土が出ない。

 

トンパックに積まれたセメントを吊り上げ、トラックの荷台に設置されたミキサーでかき混ぜ送っていく。

 

地盤改良を先にしないと、神事も出来ないくらい表層の土が悪かった。

稲荷神社の心の友阿部さんが神事を執り行ってくれた。

 

12:00から始まった。その間、施工業者さんはスタンバイして工事を中断してくれていた。

 

完成。

 

建築はドリームライフの渡邊さんへ工事をお願いした。

また、L型擁壁はくらしくの篠田常務へお願いした。工期が短い中、綺麗に施工してくれた。

 

 

少し掘ると粘土質の土が出てくる。

 

そんなこんなで。あっという間に11月3日本番。

鈴木久善くんがヴォーカルやっていた(二中の先輩で、昔「サティスファイ」というバンドを組んでいてかっこよかったなぁ。よく対バンで一緒のライヴに出ていました)。もともとベーシストなんだけど、ヴォーカルもブルースハープも完璧だった。久善くんはとにかく多才なんだ。そういえば、二中の1級上の先輩方には多才な人が多い。

 

薫くんは38年ぶりの対バンでした。以前(高校時代)より落ち着いた叩き方になっているけれど、薫くんのドラムは繊細で大胆なんだ。カッコいいドラム叩くのよ💯

 

毎度おなじみ龍くんの「ザ・ナイトパイレーツ」

 

もうねぇ、魅せ方とか知ってるんだ。プロですね。

 

アタシ

 

演奏中でもピースしちゃいますよ

 

笑ってるけど大変なセットでした。

 

アタシのポジションが低くなってるのわかりますか??椅子が自動で下がってしまうという「悪魔の椅子」だった。これは「中合悪の十字架」に次ぐ、駅前でのミステリー。

締めて固定する椅子なんてまだあったんだと驚いてしまった。今時のドラム用の椅子は、高さ調整がクルクルと回せばネジが切ってあるので、絶対に下がらない。自分の若い頃(今でも充分若いですけど〜)だって、椅子のパイプに穴が空いていて、そこにビスを入れて固定するタイプが普通だった。

少しずつ下がってしまうのでツーバスが踏めない、スネアが高くなりすぎて叩けないという「悪魔の椅子」に悩まされ、1曲毎に高さを調整しないと叩けなかった(すぐに下がってしまうので気休め)。それに、ツーバスになると椅子へ全体重が掛かるのであっという間に一番下まで下がっちまう🥵自分としては最悪の演奏となってしまった。

 

 

それでも演奏中は大体笑ってます。笑っちゃいます^^

椅子の問題があり、あまり本領を発揮出来なかったけれど、楽しいライヴでした。観に来てくれた皆さんありがとうございました。

 

ライヴが終わって、打ち上げも断り、着替えてシャワー浴びて支度をして20時過ぎに出発。ヤスダテンテンを迎えに行き、9時頃東北中央道に乗って北上。横手から秋田道に入り、能代から北秋田方面へ向かって、7号線をひたすら北上し青森へ向かった。

朝6時過ぎ発の津軽海峡フェリーには余裕で間に合った。

 

タソガレテンテン

 

青森港寒いかと思ったら15度で暖かい。今回のルートは、前回の青森からの帰りに試していたんだけど、案の定ゆっくり走って7時間(休憩は5、6回挟んでいる)で青森へ着いてしまった。どうせトラックで80km/hくらいのスピードで走るんだから、最高速100kmの東北道で行く必要はなかった。それに、高速代が1/3で済んでしまう。

真っ暗だった空が群青色になってきた。

 

夜が明けてきた。

 

群青色から茜色へ景色は変わった。

茜色から燃えるような空に色が移ろう頃、乗用車から乗船が始まった。

綺麗だなぁ〜

オレは深夜とか早朝とか時間に関係なく日本全国、世界各国で移動している事が多いけれど、自然が創り出す美しい瞬間を何度もこの目で観てきたんだ。寝る暇が無かったり、眠くて目を擦っていたり、寒いのに窓全開で走ったりしているけど、景色が変わるたびに目覚めてまた遠くまで走っていけるようになる。

船では2時間、深い深い眠りについた。24時間ぶりで眠った。

函館に上陸。9:30頃。

案外すっきりと目覚めてしまい、船室でシャワーも浴びる事ができた。テンテンは3時間くらい寝てたかな。

 

 

この前走ったばかりなのにもう、函館が懐かしく思えた。

 

噴火湾沿いに国道5号線を北上。海は少し荒れ模様だった。

 

そういえば、昨日の昼に朝ごはん兼昼ごはんを食べたきり何も食べていなかった。

11時頃、八雲町の入り口にあるちょっと気になっていた食堂に入ってみた。

テンテンはとにかく美味しそうに食事をする。なんだろうな。生きる為に食べてるって感じがして、見ていて気持ちがいい。

自分は醤油味のネギラーメン(味噌味と間違えて頼んだ)だったんだけど、出汁が効いた深く深く海より深い味わい。あっさりしているのに奥が深い。美味しいラーメンだった。24時間ぶりの食事が美味しかった。

 

今日は室蘭へ13時までに入らなければならなかった。ちょっとのんびりしすぎた。

 

伊達市で最後の休憩をして室蘭でトラックを乗り換えた。

 

今回の宿泊は恵庭市のフェアフィールド。このホテルは近くに食堂とかレストランとかがほとんど無く、ホテルにもレストランが無いという欠点があり「面倒だから近所の美味しいスーパーで買い物して部屋で食べよう」という事になり、寿司や惣菜を買い込み、文太のトラック野郎を観ながら笑って食事した。スーパーの寿司とか惣菜を食べて「本当に美味しい」と、テンテンは驚いていた。

 

この日は夜霧が出てきて・・・

 

深夜大雨になった。雨が窓に打つ音で何度も目覚めた。大雨を生で見れて、楽しくて1時間くらい眺めていた。

 

翌朝は快晴☀️昨夜の風雨は幻だったのだろうか・・・

 

隣町の北広島市に小さなアウトレットモールがあり、テンテンは行った事がないと言うので連れて行った。

結構楽しんでいたみたいで、冬の4ヶ月間のうちに来てみたら?と、紹介しておいた。

味の大王でカレーラーメンを食べさせ、裏道を走って・・・

 

デッカい雲。

 

川を渡って

ホテル到着。

15時過ぎにホテルへ戻った時、空には虹が出ていた。この日は晴れたり雨が降ったりと目まぐるしく天気が変わった。

 

その後、16時前にホテルを出て、一旦室蘭に寄り、整備してもらっていたトラックを受け取り、2台で豊浦へ向かった。

豊浦町の今夜の宿に到着するとウインザーホテルが見えていた。

 

町が運営する「しおさい」という施設で、温泉があり、レストランがあり、宿泊もできる。部屋が広い。

 

トイレもキレイ✨

 

 

今夜は町内のお店を予約しておいてくれた。アットホームで、美味しくて楽しい時間だった。

 

つづく

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