社長のDiary

ロシア→フランス→ベルギー旅1

少し前に、お世話になっておるOさんから「モスクワ、サンクトペテルブルク、パリ、ベルギーのトゥルネーへ行って欲しい」と、びっくりするような話があり、「もし行ってもらえるならば返事は今日までにして欲しい。それからパスポートのコピーが欲しい」と言われ、 15秒だけ考え「よっしゃ、行ってみましょう」ということになり、初めての国、地域に足を踏み入れる事になってしまった。

なんといって、ロシアはビザの申請に約1ヶ月(余裕を見て)が必要という事であり、世界じゅうをビザなしで行ける希有な民族日本人としては戸惑いがあったんだけど、兎に角行くと決めた以上はビザの申請をするしかない。

日本人があちらこちらへノンビザで行けるとはいっても、アメリカだってESTA(エスタ)申請が必要になり、有効期限が2年間で、一度申請しても2年後には再度申請をしなければならず、都度15ドルだったか20ドルだったかの金もかかるという、かなり面倒な事になっているわけだし、世の中が簡単にしようという流れと、いやいやまだまだ難しくしておこうという逆行した流れが交差する複雑な時代になったものだと、たかがビザでもされどビザと考えさせられてしまう。

それにロシアは渡航している期間しかビザもおりず、サンクトペテルブルクから見れば西は地続きのエストニア、北の隣人は北欧のフィンランドという地勢から、そちらへ一時渡航などしてしまうと再入国ができなくなることまであるらしい。

むむむ!これは今までになく緊張した旅になるのだろうと、1週間前からマッサージへ行ったり、先月のアジアの旅を早めにUPしなければと、出発を前に焦り出し、日記を書き続けるとまた背中やら肩がこってくるものだからまたまたマッサージへ行ったりと、忙しいから急いでいるのに、さらに余計な要件ができてしまうという、負のサイクルに陥りながらも出発の準備ををするのであった。

万が一、何かの言いがかりをつけられ拘束などされた挙句、シベリア抑留などという過酷な経験を強いられるような事態に陥ってしまえば、友人でもある読者の皆様に直近の旅を伝えられないまま行方不明などという非常事態が起こってしまう訳でもあり、それに備えるためにも夜寝る間も惜しんで日記を書き上げたりしていたのである。

勿論、事業の方だって遊んでいるわけではない。開発許可が遅れているのをなんとか出発前に間に合わせてもらったり、また、別の分譲地は工事が終わり、開発の完了検査を出発の前日に入れていただいたり、はたまたそんなことをしているとまたもやマッサージが必要になったり(一体何回行ってんだ??)と、かなり慌ただしく出発する事となってしまった。

 

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ニッコウ成田ホテルは最近お気に入りのホテルで、サービスも良く、1階にローソンが入っているのでとても便利。空いていれば使っている。当日出発だとかなりギリギリに到着できるか、30分遅れるかの綱渡り的な出発になる。

前回の節約車旅のように再度パンクなどの事態に陥れば、ガクリと肩を落として出発する羽目になる事も考えられ、久しぶりで成田行き高速バスでのんびり行く事にした。隣の席は空いているし、そこいらのエコノミークラスの飛行機よりも座席は広いし、あぐらだってかける。料金だって5000円とちょっと、快適なのである。しかも、定刻と1分も違わず、ジャストに到着するという、バスでは考えられないような離れ業まで見せられてしまった。千葉交通凄いです。

 

 

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一応、毎度おなじみのお部屋の紹介。こちらは個人的な日記のページで楽天トラベルやヤフートラベルのサイトではありません。

 

 

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到着してすぐに太陽は西に傾き、雲の中へ落ちていった。

 

 

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飛行機の発着が見える部屋に弱い私。大好きです。

 

 

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緊張していたのか、まくらが合わなかったのか、真夜中に目覚める。

 

 

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のんびりと本を読んだり外を眺めたりしながら過ごし朝を迎えると、また飛行機の発着陸が始まった。

ホテルのバスで成田空港第一ターミナル北ウイングへ。

 

 

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今回は、寒い国へ行くという、自分にはとても珍しい経験で、いつもの機内持ち込みサイズのグローブトロッターを諦め、久々にRIMOWAのスーツケース出動となった。機内持ち込みを持っていくと、出国審査での手荷物検査などが厄介ではあるけれど、到着時にターンテーブルで待つ必要がないから、早いんだよね。

 

 

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モスクワ経由パリ行きのアエロフロートに乗る。初めての航空会社。

 

 

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出張時、飛行機に5時間以上乗る場合はビジネスクラスと決めているのに、今回はエコノミーからのアップグレードに別途料金が50万円かかるなどと、脅しに近い金額を提示され、あっさりと諦めエコノミークラスで10時間揺られる方を選んだ。

アメリカだって同じくらいの時間飛行機に乗るのに、ビジネスに乗っても飛行機代は20万円とちょっとしか払った事がない。片道10数万円だから「ちょっと贅沢させてもらってもいいかな?」くらいで乗っているのに、今回のように片道30万円も飛行機代がかかるとなれば土下座して詫びながらモスクワ・パリを目指すような気分になっちゃう。

 

 

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後でわかったんだけど、アエロフロートのCAがモデルの赤い制服は春夏用なんですって。CAさんに聞いたら教えてくれました。秋冬は紺色のスーツになる。

 

 

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勿論シャンパンは無かったんだけど、ビールまで無かった。で、ワインはあったので白ワインを1杯貰う。

こんなのはすぐに飲み干してしまい、「Can I get white wine?」と聞くと、「No more」と返事が返ってきた。あれあれ?昔からエコノミークラスでも散々飲んできたもので、今日はどうして?

30歳の頃に、当時のノースウエスト機で同級生の寿仙と坂根と3人で、呼ばれてもいない木崎の結婚式に乱入するため飛行機に乗った時は、着陸の40分前にそれまで散々飲んでいた私がガクリと眠りに落ちてしまい、座席のテーブルの上にスコッチのミニボトルが7、8本転がっているのを見たスチュワーデスが「Party is over?」(パーティー終わったのか?)と、飲まない二人が半ば怒られながら聞かれるという事件があるくらい飛行機では随分と(卑しいね。以後気をつけよう)飲んできたものだから、こんな航空会社もあるのだと不思議だった。

 

 

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食事はなかなか。朝食も取らずに乗ったので、午後3時過ぎの昼食はますます美味しかった。

 

 

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朝鮮半島や中国の上空は飛ばず、日本海をわざわざ北上し、ロシア領から左折する飛行機。こんな車が道路を走るような飛び方するんだね。紳士的に自国の航路を飛ぶ飛行機です。でも、自分の国の上空を9時間だか10時間も飛べるのはロシアの航空会社ならではですね。

 

 

 

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誰ーも住んでいないのが確実な、ツンドラか何かの地平線の上空を行く。

 

 

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途中、川や湖が見えたけれど、どう見ても凍っている。

 

 

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午後に出発したんだけど、左折してからはずーっと夕方なんだよね。この、西廻りのずーっと夕方フライトはなかなか楽しいんだ。雲が切れると景色が綺麗。

 

 

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時差はマイナス6時間。

 

 

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Yakutsk(ヤクーツク)とか、Irkutsk(イルクーツク)とか、極寒で有名な地域の上空を通る。この辺りは氷点下50度とかになるんでしょ?ここで不時着なんてことになったら、間違いなく一晩持たずに凍死しちゃう。そんなことばかり考える暗い旅行者なんです。

 

 

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まだ1/3も飛んでいない。

 

 

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ずっと夕方

 

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どこまでも夕方。

 

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もうね、随分と来ましたよ。ますます日が傾きオレンジ色に機体が染まる。

 

 

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飛行機がスピードを落とし高度を下げると日没前の夕焼け色に空が染まる。地上は厚い雲に覆われていた。

 

 

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と、雲を抜けるといきなり大都会が広がっていた。

 

 

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モスクワです。川や湖が点在する美しい都市だった。

 

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今時タラップですよ。シェレメチェヴオ国際空港に到着。ここには3つの主要空港があるそうですが、アエロフロートはここがメインらしい。日本からは3カ所の全空港へ直行便が就航しているそうです。

 

 

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エンジンでかい。着陸後逆噴射の後、ものすごい急ブレーキがかかりびっくりした。

 

 

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寒いんだー。

 

 

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入国審査はちょっと厳格な感じはしたけれど、何も問いかけられずにハンコをポンポンと押されパスする。今時珍しい。アメリカだって、マレーシアだって、いくつか質問される。ビザを取得していたからなのかな?

 

 

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読めないので英語と絵文字で判断するしかない。

 

 

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空港を撮ってみたけれど、端に居るようで全体があまりよくわからない。

 

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モスクワのアウディの看板はライトが光っていた。

 

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窓が開かないバスの車窓からの撮影なので、うまく撮影できなかったけれど、街の雰囲気がわかると思うのでブレブレ写真も入れておきますよ。

 

 

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お馴染みのインターコンチネンタルホテルもありました。空港と市街地の中間くらいです。

 

 

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立派な建物が多い。

 

 

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立派な古い建物の1階は、新しい店が沢山入っていた。

 

 

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有名なボリショイ劇場です。

 

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ボリショイ劇場の向かいの建物。地図を見ると「ホテルモスクワ」と「考古学博物館」と両方書いてある。どっちなの?

 

 

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そのまた奥にはなんだか奇妙な建物がちょっと見えていた。

 

 

 

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ボリショイ劇場の向かいのビル(ホテル博物館)全景。立派なのはもちろんだけど、どの建物もライトアップされているから益々立派に見える。

 

 

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木で隠れているボリショイ。

 

 

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その向かいのレストランへ。

 

 

 

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ディズニーランドのアトラクションのエントランスだよな。

 

 

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さすがロシア。チョウザメが泳いでいた。鮫じゃないのにチョウザメと呼ばれる魚、あなたの卵はベルーガでしょうか?それともアセトラ?セブルーガ?

チョウザメはいく種類かがあり、キャビアも数種類があります。それぞれに味が違うと、開口健が言っていたな。ブルックシールズと一緒に食べ比べをしていた。

 

 

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こんな天井と可愛いシャンデリアの下で食事します。

 

 

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絵がね、手書きなんだよね。日本だとクロスでしょ?

 

 

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ポピュラーなロシアのサラダ。オリヴィエ。別名スタリーチヌイ。「首都」という意味があるそうです。ポテトやコーンが沢山入っているので、かなり高カロリー。マヨネーズで和えてある。

 

 

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ペリメニというシベリア風餃子。隣にサワークリーム(スメタナという)があり、それを乗せて食べてもいいんだって。このままでも十分美味しかったですよ。スメタナは醤油との相性が抜群にいいらしいんだけど、醤油は持っていなかった。パリのレストランでは「ソイソース」で醤油が出てきました。パリでは別のレストランでも常備していたので、ヨーロッパには流通していると思われるが、ロシアでは見なかった。

 

 

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メインはだいたいテンションが上がり、手をつけてからの写真になる。チャーハンと鶏肉(胸肉だね)のフリッター。味がないのでここからあまり進まなかった。

 

 

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デザートはなかなかでしたよ。

 

つづく

 

 

 

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